こんにちは。東京都新宿区「西新宿駅」より徒歩5分にある歯医者「S&Aデンタルクリニック」です。
インプラント治療は、人工歯根を顎の骨に埋入してその上に人工歯を装着することで、失った歯を補う治療方法です。インプラント治療は審美性と機能性の高さから人気がありますが、外科手術が必要なため「どのくらい痛いの?」と不安な方もいるでしょう。
この記事では、インプラント治療で痛みが出る理由やタイミングについて解説します。痛みが生じた際の対処法もご紹介するので、インプラント治療を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
インプラント治療は痛い?
インプラント治療には人工歯根を顎の骨に埋入する外科手術が伴いますが、局所麻酔をするため基本的に手術中に痛みが出ることはありません。
ただし、麻酔の効き方は患者さまによって異なるので、麻酔の効きが悪ければ痛いと感じることがあります。その場合は麻酔を追加して痛みを抑えるので、我慢せずに歯科医師に伝えましょう。
また、術後に痛みを感じる場合があります。多くの場合は、処方された痛み止めを服用することで和らぐほどの痛みです。
痛みは通常1週間程度でおさまりますが、痛みが長く続く場合は何らかの問題が生じている可能性があります。歯科医院を受診し、適切な処置を受けてください。
インプラント治療で痛みが生じるタイミングと原因
ここでは、インプラント治療で痛みが生じるタイミングと原因について解説します。
手術中
インプラントの手術中は麻酔を使用するため、基本的に痛みはありませんが、麻酔の注射針が歯肉に刺さる瞬間に痛みを感じることがあります。
また、麻酔の効き方には個人差があるため、麻酔の効きが悪かったり手術が長引いて麻酔の効果が薄れたりすると、痛みを感じるかもしれません。このような場合、麻酔の追加で対処できますので、我慢せずに歯科医師にお伝えください。
手術後
インプラントの手術では、歯茎を切ったり顎の骨を削ったりします。そのため、手術直後は麻酔が切れると痛みを感じることがあるでしょう。
インプラント手術後の痛みは、多くの場合手術後2~3日でピークを迎え、1週間程度で徐々に落ち着いていきます。手術後1週間程度は処方された薬を飲み、安静に過ごしましょう。
ただし、手術後に痛みが増したり1週間経っても強い痛みが続く場合は、何らかのトラブルが考えられます。できるだけ早く歯科医院を受診し、適切な処置を受けましょう。
抜糸時
インプラント手術後は切った歯茎を縫合し、術後1週間から10日程度で抜糸します。基本的に抜糸の際は麻酔をしないため、糸を外す刺激で歯茎に痛みが生じることがあるでしょう。
埋入したインプラントが1本だけであれば約2~3分で終わる簡単な処置で、痛みは我慢できる程度なことが多いです。どうしても不安な方や痛みに耐えられない方は、ご希望であれば局所麻酔も可能なので事前にご相談ください。
待機期間
インプラント体の埋入後は、インプラント体と顎の骨が結合するのを待つ期間に入ります。この期間の目安は約3~6ヵ月で、基本的には痛みを感じることはありません。
しかし、傷口に刺激が加わると、痛みを感じる原因になります。食事や歯磨きの際は、患部に刺激を与えないように注意しましょう。
また、歯ぎしりや食いしばりの癖がある場合は、インプラントに過度な力が加わることで、周辺組織に痛みが生じる可能性があります。
インプラント治療完了後
インプラント治療が完了した後に、痛いと感じるケースがあります。
インプラント治療では、顎の骨に埋入したインプラント体の上に人工歯を取り付けます。人工歯の装着後の噛み合わせが高く、インプラントだけに負担がかかっている場合、痛みが生じることがあるでしょう。
噛み合わせの悪さを放置していると、痛みだけでなく、人工歯が取れたりインプラントがグラついたりする可能性もあります。噛み合わせに違和感を覚えた際には、早急に歯科医院を受診して調整してもらいましょう。
また、インプラント治療後は、インプラント周囲炎により痛みが出ることがあります。インプラント周囲炎とは、細菌感染によってインプラントの周りの歯茎や骨が炎症を起こす病気のことです。
初期のインプラント周囲炎は自覚症状が乏しいといわれており、インプラント周囲炎により痛みが出ている場合、すでに症状が進んでいる可能性があります。そのまま放置するとインプラントがグラつき、最終的には抜け落ちる恐れもあるので早めに歯科医院を受診しましょう。
インプラント治療中に痛みが生じたときの対処法
ここでは、痛みが生じるタイミング別に対処法を解説します。
手術中
手術前に麻酔を打つ際、小さな痛みが生じます。注射が苦手な場合は、事前に歯科医師に相談してみましょう。細い注射針や表面麻酔の使用など、痛みを最小限に抑える提案をしてもらえます。
インプラント手術中は麻酔が効いているため、基本的には痛みを感じませんが、麻酔の効きが悪いと痛みを感じることがあります。この場合は、麻酔を追加することで痛みを緩和できるので、我慢せずに歯科医師に伝えましょう。
ただし、局所麻酔をしても意識はある状態ですので、骨を削る振動や音、治療の感触は伝わります。手術による振動や音が苦手な方は、治療前に歯科医師にご相談ください。
また、静脈内鎮静法を行えるケースもあります。完全に意識がなくなるわけではありませんが、中枢神経の働きが弱まるため眠っているような状態になります。緊張感や精神的不安、恐怖心などを和らげ、リラックスした状態で手術を受けられるでしょう。
歯科医院によっては対応できない場合がありますので、あらかじめ治療法について確認することが大切です。
手術後
手術後、麻酔が切れると痛みを感じます。その場合は、処方された抗生物質や痛み止めを服用してください。特に、抗生物質には術後の感染症を予防する役割があるため、歯科医師の指示通りに服用しましょう。
また、患部を冷却するのも、痛みを緩和させる方法の一つです。
ただし、冷やしすぎると回復が遅くなる可能性があります。濡れたタオルやタオルで包んだ保冷剤を使って優しく冷やしましょう。
頭を高くして寝ることも、痛みを軽減する効果的な対処法の一つです。頭を高くすることで血流が抑えられて患部の腫れが軽減されるため、痛みが和らぐでしょう。
手術による痛みは、基本的には術後2~3日にピークを迎え、その後は徐々に症状が落ち着きます。痛みが増す、1週間経っても痛みが続くなどの場合は、何らかのトラブルが発生している可能性がありますのでなるべく早く歯科医院を受診しましょう。
インプラント治療完了後
インプラント治療完了後に痛みを感じる場合は、トラブルの可能性があります。
特に注意が必要なのが、インプラント周囲炎です。インプラント周囲炎になると、歯周組織に炎症が生じて痛みを感じます。放置すると最悪の場合にはインプラントが脱落する恐れがあるので、早急に歯科医院を受診して適切な処置を受けてください。
インプラント治療後は、定期的に通院しメンテナンスを受けることが大切です。メンテナンスでは、インプラントの状態や口腔トラブルの有無を確認してもらえます。
まとめ
インプラント治療には外科手術が伴いますが、必ず麻酔を使用するため手術中に痛みを感じることはありません。
しかし、歯茎を切る・骨を削るなどの処置を行うため、術後に麻酔が切れると痛みが出ることがあります。痛みは術後1週間程度でおさまるのが一般的ですが、痛みが続く場合は何らかのトラブルの可能性があります。早急に歯科医院を受診し、適切な処置を受けましょう。
インプラント治療を検討されている方は、東京都新宿区「西新宿駅」より徒歩5分にある歯医者「S&Aデンタルクリニック」にお気軽にご相談ください。
当院は、インプラントやセラミック治療、矯正治療などの自由診療をはじめ、虫歯・歯周病治療などさまざまな診療に力を入れています。診療案内ページはこちら、お問い合わせも受け付けておりますので、ぜひご覧ください。